アクア・トトぎふ(世界淡水魚園水族館)
岐阜県各務原市にある、アクア・トトぎふ(世界淡水魚園水族館)へ行ってきましたのでご紹介。

目次
1.基本データ
正式名称:世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ
運営主体:株式会社江ノ島マリンコーポレーション
所在地:〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453 (地図)
電話番号:0586-89-8200
最寄駅:JR岐阜駅、JR木曽川駅、JR那加駅、よりバス又はタクシー
入園料:大人1,500円、高・中学生1,100円、小学生750円、幼児(3歳以上)370円
駐車場:無料あり、(ハイウェイオアシス川島PAよりも行けます)
開園時間:平日 9時~17時、土日祝 9時~18時 (入館は1時間前まで)
定休日:年中無休(ただし年数回の休刊日あり)
公式HP
2.淡水魚水族館というコンセプト
この水族館の最大の特徴は淡水魚に特化して展示しているということ。それも世界の各地域から集められた生き物をテーマ別に展示しています。

淡水魚水族館としての規模は世界最大級、淡水生物飼育展示種類の数でも世界有数だそうです。
館内展示では、4階建て延べ床面積約8,500m2の中に約220種の魚類・両生類などの生き物や植物がみられます。
地元となる岐阜県、とくに長良川水系での源流から河口域までの環境が再現された展示では、魚類を中心に爬虫類や両生類、鳥類など水辺の生き物たちのくらす様子が見られます。

もう一つの特徴は株式会社による運営ということ。名古屋港水族館、竹島水族館(蒲郡市)といった公立の水族館との違いはあるのか?という点にも興味を持って見学してきました。
3.フロアガイド
入場ゲートを通ったあとエレベーターへ誘導されます。一度最上階となる4階へ登り、下の階へという順路が組まれていました。
4F:長良川上流
木曽三川、長良川の源流となる滝や渓谷が再現されています。渓流釣り師が憧れるような大きなイワナやアマゴといった渓流魚、サワガニやサンショウウオの仲間などが展示されています。


3F:長良川上流から中流と河口
このフロアーで人気を集めていたのは、愛らしいしぐさを見せるコツメカワウソとインパクトのある顔をしたオオサンショウウオ。
かつては人里近くで暮らし河童伝説のもとになったといわれるニホンカワウソはすでに絶滅したともいわれています。やむを得ずという形での東南アジアから来たコツメカワウソを飼育展示していますと説明がありました。

フィーディングタイムを調べて行けば、愛くるしい表情で走り、力強く泳ぐコツメカワウソに会えます。逆に他の時間帯だと寝てるだけかもしれません。

そのほかにもかつてはどこにでもあった田んぼや用水路に生息する身近な魚が展示されています。

ここで特筆すべきは絶滅危惧種として岐阜県レッドデータブックに記載されたような貴重な魚類も多数展示されていることです。
恥ずかしながらこのハリヨというお魚は初めて見ました。

2F:コンゴ川、メコン川、タンガニーカ湖
こちらのフロアーは世界の各地域より取り寄せられたお魚たちが展示されています。他の水族館で見た、見られる魚もいますが魚種の豊富さだけでなくその大きさは圧巻です。

他の水族館では(なんとなくですが)淡水魚の扱いは低く、小さ目の水槽で「成長すると○○cmになる」と書かれていてもイメージがわきませんよね。
私の個人的な感想ですがアフリカ・タンガニーカ湖の魚たちは、魚種も豊富で興味深かったです。

淡水魚というと地味なイメージがあるのですがこのフロアーではカラフルな魚や変わった泳ぎ方の魚も見つかることと思います。
1F:アマゾン川
アマゾン川は全長6,500kmといわれ、その流域面積は広大でたくさんの生き物の原産地となっています。

巨大なナマズ、生きた化石ともいわれるピラルクーなども他の水族館ではこれほど大きな生体をみたことはありません。
デンキウナギやピラニアといった「誰でも名前くらい聞いたことがある」といった有名どころのお魚も押さえてありました。


中庭にはカピバラ、屋外ステージでのアシカショー
私が行った時にはカピバラへの餌やり体験として触れるイベントをしていました。餌やり中に「前歯の写真が撮りたい」と言ったら寄せてくれた飼育員さん、ありがとう!。


屋外ステージでのアシカショーです。観客席へは開園の30分前から入れるシステムになっているようです。こちらのアシカはマリンちゃんというそうですが、客席へも挨拶に来てくれる距離の近いショーとなっています。

4.さらに特別展や企画展
私が行った2017年2月19日の時点では下記のような特別展・企画展が催されていました。
水族館はハートがいっぱい!


スタンプラリーでシールが頂けました。
企画展「話題になった生きものたち」

昔懐かしいシーモンキー、エリマキトカゲ、ウーパールーパーなどが展示されていましたが当時のCMを知っている(憶えていた)世代はどのくらいるんでしょうね?。

清流のあかり(アクア・トト×美濃和紙コラボ企画)
岐阜県の美濃地方で作られた美濃和紙のアート作品集でした。幻想的な灯りは心落ち着くものですね。


5.パーキングエリアからも行けます
東海北陸自動車道の川島ハイウェイオアシス(川島PA)からも高速道路を降りずに入館できるようになっています。逆に水族館からハイウェイオアシスの施設を利用することも可能です。
ハイウェイオアシスと河川環境楽園と呼ばれる公園は水辺の散歩道となっていて、さらに観覧車など楽しい施設が揃っています。
駐車場のキャパも十分です。逆に電車、バスなど公共交通機関でのアクセスにはやや難があります。
この地方の人は車前提で動いていますから大きな障害ではないのでしょう。
6.まとめと感想
海なし県である岐阜の水族館ということでなかなかイメージが湧きませんでした。岐阜市や一宮市、犬山市といったあたりには仕事でもよく行きますがこれまで素通りばかりでした。
わざわざ休日に出かけていく水族館なのか?と思っていましたが、、、行く価値ありのお出かけスポットでした。
そしてもう一つ気が付いたのが、年間パスポートを利用する、購入している人が多いということです。
(竹島水族館の年パス利用率は異常と思いますけど(笑)、なにせママ友の待ち合わせにも使ってくれと言ってるくらいですから)
こちらの近くのお客さんや知り合いにも「年パス持ってるよ。」という方が複数みえて今回行ってみる気になったのもひとつです。
正直どうしようかと迷いましたが、すぐ前で何人も年パスを購入している方がみえたので私もこちら(年間パスポート 3,000円)を購入してきました。
来年までにもう数回は行くと思います。
それと公立の水族館と雰囲気は違うのか?という点ですが微妙に違うように感じました。あくまで想像です。アルバイトやパートさんの比率が高いのだろうと思いますが決して不愉快な対応はありません。サービス業としての対応が合格点に達するだけの指導や教育が出来ているのだと思います。
レジャーとして、家族連れ、デートのカップルといったお客が一日楽しめる施設だと思いました。