碧南海浜水族館

碧南海浜水族館(愛知県碧南市)

碧南海浜水族館(碧南市)撮影日:2018/06/01
碧南海浜水族館(碧南市)撮影日:2018/06/01

1. 基本データ

正式名称:碧南海浜水族館
運営主体:碧南市
所在地:〒447-0853 愛知県碧南市浜町2番3 (地図)
電話番号:0566-48-3761
最寄駅:※車利用を推奨
入園料:大人540円、子供220円(4歳以上15歳未満)
駐車場:無料駐車場有り
開演時間:9:00~17:00(夏休み期間9:00~18:00)
定休日:毎週月曜日、休日の場合はその翌平日
公式HP:http://www.city.hekinan.aichi.jp/aquarium/

2. 特徴

公営による町の水族館といった料金設定ですが展示生物の種類や内容は充実しています。

大型魚の他にもサメやエイが悠々と泳ぐメインの大水槽です。

サメやエイが悠々泳ぐ大水槽(碧南海浜水族館)撮影日:2018/06/01
サメやエイが悠々泳ぐ大水槽(碧南海浜水族館)撮影日:2018/06/01

さらに個人的なことではありますが写真の撮りやすい水槽が多いことが嬉しい。これは奥行が浅い適度な大きさ、比較的明るい水槽が多いということです。

巨大水槽を窓枠や額縁に見立てて景色を眺めるような水族館も良いのですが、じっくり細かなところを観察するには非常に向いていると感じました。

大水槽前のキッズコーナー(碧南海浜水族館)撮影日:2018/06/01
大水槽前のキッズコーナー(碧南海浜水族館)撮影日:2018/06/01

メイン水槽前には小さな子供さんたちの遊び場スペースを大きくとってあったり、子供さんが喜びそうなペーパーキャップも安価に提供してくれています。

お魚のペーパーキャップ(碧南海浜水族館)撮影日:2018/06/01
お魚のペーパーキャップ(碧南海浜水族館)撮影日:2018/06/01

年間パスポートが1,250円と安価でもあり「ちょっと行ってみるか」と気軽に立ち寄れる水族館だと思います。

あと根拠のないあくまで個人的な印象ですが幼魚、若魚の展示が多いように思います。魚の中には成長に伴い姿や紋様が変化していくものもいて意外な発見があるかもしれません。

土日にはバックヤードツアーも開催されていて非常に安い参加費なので超おススメ!です。

楽しいバックヤードツアーの一コマ(碧南海浜水族館)撮影日:2017/11/19
楽しいバックヤードツアーの一コマ(碧南海浜水族館)撮影日:2017/11/19

3. さまざまな企画展・特別展

かわいい海の生きもの展 (碧南海浜水族館) 撮影日:2018/04/14
かわいい海の生きもの展 (碧南海浜水族館) 撮影日:2018/04/14

入口ゲートの近くでは企画展・特別展などが開催されます。上の写真の「かわいい海の生きもの展」では幼魚を集めて展示してありました。この時は写真に撮ってネ!と水槽の照明も明るめのしてあったように思います。

このように一年にいくつもの企画展・特別展が開催されていますがここ数年毎年開催されていて私も毎年楽しみにしているのが「魅惑の透明標本展」です。

魅惑の透明標本展(碧南海浜水族館)撮影日:2016/11/09
魅惑の透明標本展(碧南海浜水族館)撮影日:2016/11/09

碧南高校科学部との連携事業ということですが、ここ数年毎年(※)見に行かせてもらいました。「高校生のクラブ活動も侮れないな」と感心する力作ぞろいです。この期間の週末には高校からクラブ員の方が説明に来てくれています。(※だいたい10月後半から11月頃

透明標本(碧南海浜水族館)撮影日:2017/11/19
透明標本(碧南海浜水族館)撮影日:2017/11/19

4. ここでしか見られない生きもの

生きものの前に、すぐ上で透明標本のことを取り上げましたが標本といえばこれもなかなかの存在感をもって展示されています。

アリゲーターガー標本(碧南海浜水族館)撮影日:2017/11/19
アリゲーターガー標本(碧南海浜水族館)撮影日:2017/11/19
アリゲーターガー標本(碧南海浜水族館)撮影日:2017/11/19
アリゲーターガー標本(碧南海浜水族館)撮影日:2017/11/19

上の矢作古川で捕獲されたものは随分前からありましたが、下の大きなアリゲーターガーはニュースにもなった名古屋城のお堀で捕獲された個体です。捕獲後すぐに死んでしまったということは報道されていました。その後のことはここで展示されるまでわかりませんでした。

これほど大きくなる生きものを個人が趣味で飼育するというのは難しいというより不可能ですね。安易に手を出さないようにしましょう。

他に水族館が力を入れていると思われる(※)のはドラゴンズ・ベビー。日本で見られるのはここだけだそうです。(小さな個体、小さな水槽のわりに沢山の関連掲示物がある)

ホライモリ(碧南海浜水族館)撮影日:2018/04/30
ホライモリ(碧南海浜水族館)撮影日:2018/04/30

2005年の「愛・地球博」の際に碧南市とつながりの深かったクロアチア共和国から寄贈されたもので、今日まで大切に育てられています。地元では洞窟に居るドラゴンの赤ちゃんだという伝説もあるようです。

そして、私が個人的に興味を持ってことですが幼魚若魚の展示が多いと感じています。お魚の中には赤ちゃん時代の姿、紋様(体の色彩や模様)が親となる成魚と大きく異なる種類が沢山います。

たとえば下のサザナミヤッコなど教えてもらわなければ同じ魚とはわからないですよね。

サザナミヤッコの幼魚(竹島水族館)
サザナミヤッコの幼魚(これは竹島水族館にて撮影)
サザナミヤッコ (鳥羽水族館) 撮影日:2018/05/06
サザナミヤッコ (これは鳥羽水族館にて) 撮影日:2018/05/06

この他にもキンチャクダイの仲間、コショウダイの仲間など「これが親子?」という例は沢山あります。もちろん親の姿をそのままスケールダウンしたミニチュア版(?)の幼魚も可愛くて素敵です。

5. 地元の水族館を見直そう

イルカやアシカのショーはありません。カワウソやラッコもみられません。しかし、大規模水族館とは違う魅力があります。

せっかく高い入場料で入ったもののすぐに飽きてしまった子供さん、混雑する館内で機嫌を損ねる小さい子をたまに見かけます。こんなことになったら親御さんだって落ち着いて見ていられませんよね。

ここなら「ペーパーキャップ」で工作を楽しんだり、キッズコーナーで走り回ったりも出来ます。

もちろん地元となる衣浦湾や伊勢湾、三河湾の魚も沢山見られます。500円ちょっとの入場料ですから30分とか1時間だけ寄ってみるというのも気軽にできます。(年パスを強くお薦めしますけど)

近くの方はもちろんですし、近くを通ることがあればぜひ立ち寄ってみてください。


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