アズマヒキガエル
標準和名:アズマヒキガエル
英名:Japanese common toad
学名:Bufo japonicus formosus
別名/地方名:俗にガマガエルと称されることもあり

おおまかには東日本でアズマヒキガエル、関西など西日本でニホンヒキガエルがいるといわれている。
もう少し詳しくいうと、東北地方から近畿、山陰北部を中心に分布しているのがアズマヒキガエル、本州でも鈴鹿山系以西の近畿南部から山陽地方と四国、九州、屋久島に自然分布しているのがニホンヒキガエルと分類される。
しかし現在では移入によりその生息域が曖昧になっているらしい。
体長は4cm-20cm弱までと地域による体格差が大きい。

民家の庭先に住み着くこともあり身近な生きものともいえるが、毒を持つことから嫌われる場合も少なくない。
この毒は後頭部の耳のあたりから分泌されたり、皮膚や背中にあるいぼ状の突起からも分泌される。外敵や寄生虫、さらには細菌からも身を守るためといわれている。
触ってしまったりして皮膚につくと炎症を起こしたり、口から摂取してしまうと神経や循環器などに影響し、おう吐・下痢・心臓発作などの症状が現れることがある。
この見た目から人が積極的に触ることは少ないかもしれないが、ペットの犬などがちょっかいをかけるなどには十分な注意が必要かもしれません。
調べているうちにもう一つ面白いことがみつかりました。
ヤマカガシというヘビが持つ毒は、ヒキガエルをエサとして食べたことによるんだそうです。その証拠にヒキガエルが生息しない地域(宮城県金華山周辺など)のヤマカガシはこの毒を持っていないそうです。
外部リンク Wikipedia(ニホンヒキガエルへリンク)
最終投稿日:2018/06/06
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