田縣神社の豊年祭は天下のチン祭(珍祭)?外国からの見物客であふれる奇祭
田縣神社(たがたじんじゃ)の豊年祭へ行ってきました。
「ちんこまつり」「へのこまつり」とも呼ばれる天下の奇祭・珍祭。そこへ世界各国からの参拝客が訪れるという田縣神社の豊年祭。
(たがたじんじゃ、愛知県小牧市)

つい先日参拝したばかりですが、この時地元の御老人から豊年祭についてのお話をうかがうことが出来、「これはおもしろそう。」お祭り当日に再度出かけてきました。
毎年ほぼ同じスケジュールで開催されているようなのでまとめてみました。
豊年祭スケジュール
日時:平成29年(2007年)3月15日 ※例年この日のよう
場所:田縣神社とお旅所熊野神社 (地図)
時間 | 行事 |
10:00 | 大男茎形及び新宝類をお旅所に安置 |
11:00 | 厄男による献餅行列が田縣神社へ到着 |
13:00 | お旅所の熊野神社にて出発神事を斎行 |
14:00 | 熊野神社より御神輿行列出発 |
15:00 | 田縣神社にて「例大祭」の斎行 |
15:30 | 御神輿行列が田縣神社へ到着 |
16:00 | 奉祝餅投げ |
※大男茎形(おおおわせがた)と読みます。
お祭り当日は一般向けの駐車場は無いということなので途中から電車で向かいました。周辺では交通規制もかかりますのでパーク&ライドの方がよろしいかと思います。
名鉄小牧線田県神社前駅より徒歩5分というすぐ近くなので歩くことが苦になる距離ではありません。
お旅所「熊野神社」
お昼近くに行きましたがすでに田縣神社境内には沢山の人がおみえです。なのでスルーしてお祭り行列の出発点となる熊野社へ向かいました。田縣神社から数分という近い場所です。

12時30分頃から行列出発の準備が始まりますが、それまでの間に「今のうちに触っておき。」と写真を撮らせてくれていました。

後にふれますが田縣神社の境内に入ってしまうと、人、人、人という混雑と本殿内での儀式もあるため近くでよく見たいという方はこちらへ出向くことがおすすめです。
公式HPでは「今年の御旅所は「熊野社」です」と書かれていますが、常設看板もありますしほぼ毎年こちらからの出発ではないでしょうか?。

熊野神社の御神輿行列出発
天狗さまを先頭にいくつもの御神輿が続きます。



行列の華「五人衆と綱持」


その行列に華を添えるのが「五人衆・綱持」と呼ばれる19歳、33歳の厄年のお姉さんたち。恋愛、良縁をのぞみ、子宝を願う方からの応募だそうですが、大変な人気でなかなかの競争率らしいですよ。
ちょうど子供の重さくらいの男根を抱いて沿道の参拝客に撫でさせてご利益をふるまって歩くのがお役目です。

御神輿行列
厄年の男衆が担ぐ御神輿が続き田縣神社までの道中を、御神輿を回転させるなど練り歩いていきます。


田縣神社へ到着

境内で掛け声とともに御神輿を回転させるなどしたのち本殿での神事に移ります。
ご覧のように沢山の観光客、参拝客で移動もままならないくらいの混雑です。
それともうひとつ驚いたのが外国からのお客さんがすごく多いこと。このお祭りについて各地の観光地でのパンフレットで知ったということらしいです。
境内の看板や出店などでも外国語での案内が出ていました。
出店やお土産物も独特
「ここでしか買えません!」との呼び込みですが、そりゃそうでしょう(笑)。
見ていてすごく楽しいものもありましたが、あえてブツは少なめに掲載します。来年はぜひご自分でお求めになられてください。


こちらのさずかり飴はお隣のスーパーで普段から売っているそうです。

この陶器の中にはトックリになっていて中にニゴリ酒を入れて楽しむとのことらしいですが白濁液が出てくるなんてリアルすぎませんか?、嫌いじゃありませんけど(笑)。

絵馬もなかなかのインパクトですね。諸願成就とのことですが子孫繁栄、子宝祈願にこそキョーレツなご利益がありそうですけどね。
感想とまとめ
ひとことで言えば大変楽しかったです。この近くにある女性の守護神、大縣神社の豊年祭が3月12日にありました。じつはこちらへも行っていたのですがチラッと見物しただけで帰ってきました。
つまらないとかではなく、お祭りのコンセプトというかテーマというか掘り下げすぎるとやや扱いにくいかな?ってことです。
昔の女性は13歳という若さで大人と扱われこれをお祝いするお祭りとしておきましょう。
今回の田縣神社の豊年祭はもっと露骨にキョーレツなインパクトで表現されていましたがなんかカラッと笑って話が出来るという雰囲気です。
じっさい氏子や厄年で参加されている人も見物客にも笑顔があふれていました。
長年にわたって作られたこの地方の伝統として引き継がれていくことを望みます。
来年以降もぜひいってみたいイベントでした。
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