タケノコメバル
標準和名:タケノコメバル
英名:Oblong rockfish
学名:Sebastes oblongus
別名/地方名:ベッコウゾイ(三陸など東北)、ガシラで他魚と混同など
![タケノコメバル(名古屋港水族館)撮影日:2018/11/10](https://3nato.net/wp-content/uploads/2018/05/20181110_153908a.jpg)
竹の子の皮に似た体表の色、模様から筍眼張となったらしい。また筍が旬とされる春先にもっとも美味しくなることからという説もあります。
最大で40cmほどになるがこの大きさになるのに7-8年かかるといわれている。
(小さなやつはリリースしてやりましょう)
カサゴやクロソイといった同じ生息域にいる魚と酷似して本当に紛らわしいのですが、黄褐色(ベッコウ色)から茶褐色の紋様と涙骨に棘が無いことで見分けられます。
上の写真(名古屋港水族館)は私が釣り場で見る色に一番近いかな?という写真を貼りました。
![タケノコメバル(名古屋港水族館)撮影日:2018/11/10](https://3nato.net/wp-content/uploads/2018/05/20181110_154115a.jpg)
![タケノコメバル(名古屋港水族館)撮影日:2018/11/10](https://3nato.net/wp-content/uploads/2018/05/20181110_154055a.jpg)
岩場や藻場といった環境の影響を受けやすいのか下の碧南海浜水族館の水槽では薄黄色っぽく見えることが多いです。(照明の白がきついのかも)
![タケノコメバル (碧南海浜水族館)撮影日:2018/05/13](https://3nato.net/wp-content/uploads/2018/05/180513-103338a.jpg)
![タケノコメバル (碧南海浜水族館)撮影日:2018/05/13](https://3nato.net/wp-content/uploads/2018/05/180513-103752a.jpg)
わりとどこの水族館でも展示されているのだがこうして記事にしなかったのは理由があります。
比較的浅場の沿岸部にいるので手軽な釣りの対象魚でもあり、私も何百匹も釣ってきました。その釣りのフィールドで見るタケノコメバルと全然違う色合いに見える、そして撮っても全くイメージが異なる写真になってしまうからです。
![](https://3nato.net/wp-content/uploads/2018/05/180506-144048a.jpg)
![タケノコメバル (碧南海浜水族館)撮影日:2018/05/13](https://3nato.net/wp-content/uploads/2018/05/180513-103801a.jpg)
下が釣り場で撮った写真
![タケノコメバル (名古屋港某所)撮影日:2018/04/29](https://3nato.net/wp-content/uploads/2018/05/180429-173120a.jpg)
![タケノコメバル (名古屋港某所)撮影日:2018/04/29](https://3nato.net/wp-content/uploads/2018/05/180429-171919a.jpg)
底性の魚なので海底の岩礁や海藻に隠れて保護色をとっているのだと思います。また釣り上げられた魚は極度の興奮状態での興奮色になっているのかもしれません。いずれにしても完全に別種の魚のようにしか見えなかったのです。
水族館での照明のせいだけなのか、興奮(または恐怖?)によるものなのか興味深いところです。
外部リンク Wikipedia(メバル属へリンク)
最終投稿日:2018/12/26
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