アイゴ
アイゴ
英名:Mottled spinefoot
学名:Siganus fuscescens
スズキ目・アイゴ科に分類される魚の一種である。西太平洋の暖海域に生息し沿岸域にいるので、伊豆、紀伊半島、若狭・越前とこの近くの釣り場でもよく釣りあげられる。ヒレの棘に毒をもち刺されるとひどく痛むので要注意だが食用にもなる。
この毒のせいで魚屋さんなどで見かけることはほとんどない。食用としてみたとき地域によってその価値が大きく異なり、主に伊豆から関東方面では下魚扱いで持ち帰る釣り人は少ないように思う。一方、紀伊半島(とくに和歌山あたり)では「アイゴの皿ねぶり」(皿を舐めてしまうほど美味い)と言われている。私自身の経験では血と内臓に強いアンモニア臭の原因があるようで釣り上げたら早めに血抜きと腹ワタを処理しておけば煮つけなどで美味しくいただけると思っています。
アイゴの仲間には鋭いトゲとそこに毒をもち刺されると激しく痛む。これは幼魚であっても死魚や切り落とされたトゲであっても変わらないので要注意。一度刺されたことがあるがその痛みは数日続くほどであった。冬場など肌寒い時期にはとくに苦痛という人もいた。持ち帰る前にまたは調理前にハサミなどですべてのヒレを切り落としてから処理する方が安全である。
各地でいろいろな呼び名があるが西日本各地でバリと呼ばれ幼魚はバリコと呼ぶことが多い。これは小便の別称「ばり」「いばり」に由来するといわれ先に書いたアンモニア臭に似ていることも理由だろうと思われる。
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最終投稿日:2016/11/01
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