ミナミトビハゼ

2016年11月8日

標準和名:ミナミトビハゼ

英名:Barred mudskipper
学名:Periophthalmus modestus Valenciennes
別名/地方名:トントンミー(南西諸島、トビハゼと区別せず)

【訂正あり 注意!】
文中の内容に誤りがあったようです。ご注意ください。
後日正確な内容にしていくよう努めます。

ミナミトビハゼ(名古屋港水族館)撮影日:2016/11/06
ミナミトビハゼ(名古屋港水族館)撮影日:2016/11/06

ミナミトビハゼは体長10cmほどのハゼ科の魚類。両眼球が頭頂部に突出していて左右の幅は狭い。胸ビレの基部が発達していて這うように進む姿は歩いているようにもみえることがある。驚いたり危険回避のために尾ビレを使い飛び跳ねるように移動することもある。

ハゼ科の魚ではあるが汽水域にも入り込み、海岸や水辺の泥質地や湿地帯を棲みかとする。干潟で巣穴を作りそこで産卵を行う。他の魚と大きく異なるのは干潟だけでなく岩や木の根に登ったり、岸辺の護岸にまで登ることも多い。これは体表の水を使って皮膚呼吸が出来るからとのこと。

ミナミトビハゼ(名古屋港水族館)撮影日:2016/11/06
ミナミトビハゼ(名古屋港水族館)撮影日:2016/11/06

ここまではトビハゼとほぼ同様で、以下はその違いと見分け方について述べます。

ミナミトビハゼの生息域 日本では奄美黄島以南、西太平洋の熱帯・亜熱帯息
トビハゼの生息域 日本では東京湾から沖縄本島まで、朝鮮半島、中国・台湾沿岸

外観での見た目での違いや体表の色での見分けは難しいように私には見えます。一番確実に見分けられるのは前後に二つある背ビレを広げた時に違いを見つけることが出来ます。

ミナミトビハゼの背ビレ 第一背鰭の前端が尖り黒線で縁取られる
トビハゼの背ビレ 第一背鰭の前端が尖りが無く薄褐色または白線で縁取られる

ミナミトビハゼ(伊勢シーパラダイス)撮影日:2018/11/30
ミナミトビハゼ(伊勢シーパラダイス)撮影日:2018/11/30

【2018/12/18追記と訂正】
上の写真ですがSNSの方でPeriophthalmus novemradiatusのオスだと教えていただきました。
ありがとうございました。

再度調べてみたところWikipediaのトビハゼ-トビハゼ属にPeriophthalmus novemradiatusというのが見つかりました。タイやインドあたりに生息していると教えていただいた内容と一致しています。
ちなみに、ミナミトビハゼの学名はPeriophthalmus argentilineatusとなってます。

一方、Wikipediaのミナミトビハゼのページを見ると学名はPeriophthalmus modestus Valenciennes,1837となっていたりで私にはよくわかりません。

また一つもやもやポイントが見つかったと何故だか喜んでいる自分が居ます。
今度改めてミナミトビハゼの姿を見たり、図書館にでも行った時に調べてみたいと思います。

トビハゼ(碧南海浜水族館)撮影日:2018/11/23
トビハゼ(碧南海浜水族館)撮影日:2018/11/23

 

外部リンク Wikipedia
最終投稿日:2018/12/18


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