性転換する魚(スミレナガハナダイ)
お魚のなかには成長につれて性転換するものも珍しくありません。雌雄同体というものもいます。
陸上の生物では聞いたことがない話しですよね。
なぜそんな必要性があるのか?といえば究極的には効率よく子孫を残すためと言われています。
プランクトンから始まる食物連鎖の弱肉強食社会で生き残り次の世代へとつなげていくための繁殖システムが進化の過程で組み込まれてきたという説です。
ですから自分で勝手に好きな方の性を選べるわけではないようで、それなりのルールというか法則があるのだそうです。
たとえば体長有利性説。簡単に言えば大きい方が強くて卵も沢山産めるだろうと想像します。大きい方が有利だから優位でしょという説です。成長につれ性転換するということは早く大きくなった魚から性転換を進め、逆に小さく弱いままの個体は性転換出来ないこともあるらしいです。
じゃあこの性転換する魚の種類は?となると熱帯サンゴ礁に生息するものを中心に300種もいる聞いたことがあります。また身近な日本近海のお魚の中でも性転換するものも居るんですけどね。(これはまた別の機会に)
ということで今日は赤道の海コーナーのサンゴ水槽のお魚の話です。
この写真はスミレナガハナダイというとっても綺麗なお魚さん。
こちらがオス
そして名古屋港水族館で展示されているキャプションがこちら
ふんふん、もうひとつ特徴的な生態が書かれていますね。ハーレムを構成する生き物は陸上を含め他にもたくさんいます。これも先の性転換と同じで強くて優秀な遺伝子を残すという目的でしょう。お魚の世界も競争社会なんですね。
もう一つは竹島水族館での掲示
オスはオシャレ男子を目指してるって書いてあります。体の色や鰭(ヒレ)も部分的に長くなってくるらしい。
【追記有り】 2016/10/13
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません