トビハゼ
標準和名:トビハゼ
英名:Mudskipper
学名:Periophthalmus modestus
別名/地方名:ピョンピョンハゼ(高知)、ネコムツ(九州)、カッタイムツ(佐賀)、トントンミー(南西諸島、トビハゼと区別せず)
![トビハゼ(名古屋港水族館)撮影日:2018/11/10](https://3nato.net/wp-content/uploads/2018/12/20181110_152730a.jpg)
![トビハゼ(アクア・トトぎふ)撮影日:2018/07/27](https://3nato.net/wp-content/uploads/2018/12/180727-160707a.jpg)
ミナミトビハゼは体長10cmほどのハゼ科の魚類。両眼球が頭頂部に突出していて左右の幅は狭い。胸ビレの基部が発達していて這うように進む姿は歩いているようにもみえることがある。ミナミトビハゼとの違いで尾ビレを使い飛び跳ねることは苦手なようである。
ハゼ科の魚ではあるが汽水域にも入り込み、海岸や水辺の泥質地や湿地帯を棲みかとする。干潟で巣穴を作りそこで産卵を行う。他の魚と大きく異なるのは干潟だけでなく岩や木の根に登ったり、岸辺の護岸にまで登ることも多い。これは体表の水を使って皮膚呼吸が出来るからとのこと。
![トビハゼ(碧南海浜水族館)撮影日:2018/11/23](https://3nato.net/wp-content/uploads/2018/12/20181123_160334a.jpg)
ここまではミナミトビハゼとほぼ同様で、以下はその違いと見分け方について述べます。
トビハゼの生息域 日本では東京湾から沖縄本島まで、朝鮮半島、中国・台湾沿岸
ミナミトビハゼの生息域 日本では奄美黄島以南、西太平洋の熱帯・亜熱帯息
外観の見た目での違いや体表の色での見分けは難しいように私には見えます。一番確実に見分けられるのは前後に二つある背ビレを広げた時に違いを見つけることが出来ます。
トビハゼの背ビレ 第一背鰭の前端が尖りが無く薄褐色または白線で縁取られる
ミナミトビハゼの背ビレ 第一背鰭の前端が尖り黒線で縁取られる
![トビハゼ(碧南海浜水族館)撮影日:2018/11/23](https://3nato.net/wp-content/uploads/2016/11/20181123_163548a.jpg)
![ミナミトビハゼ(伊勢シーパラダイス)撮影日:2018/11/30](https://3nato.net/wp-content/uploads/2016/11/20181130_143327a.jpg)
外部リンク Wikipedia(トビハゼにリンク)
最終投稿日:2018/12/17
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