海王丸のセイルドリル(名古屋港ガーデンふ頭)

2016年11月12日

名古屋港ガーデンふ頭に停泊中の海王丸です。
セイルドリルには、快晴、微風の最高の日和になりました。

展帆前の海王丸(名古屋港ガーデンふ頭)
展帆前の海王丸(名古屋港ガーデンふ頭)

舳先にある船首像です。この像は彫刻後に漆を塗り重ね金箔を貼った女神。航海中の安全を見守っているのでしょう。

この海王丸では「紺青(こんじょう)」と名付けられた女神が横笛を吹いている姿の彫刻です。
姉妹船の日本丸は「藍青(らんじょう)」と名付けられた女神が両手を合わせている像だそうです。

海王丸船首像(紺青の女神)
海王丸船首像(紺青の女神)
船尾彫刻像
船尾彫刻像

セイルドリルとは、岸壁に停泊したまま帆を張る訓練のことをいいます。
乗組員である訓練生が掛け声を合わせて日頃の練習の成果を披露するイベントとして開催されています。

四方に張り巡らされたロープを使い元気よく訓練生がマストを目指して登って行きます。何名か女子も交じっていましたが女の子だから低い作業場所なんて配慮は全くなされていないようで最上部にも配置されていました。

左の訓練生は女子
左の訓練生は女子でした
マストへ登って行く訓練生
マストへ登って行く訓練生
最上部の作業
最上部の作業 よくみると足場はロープの上です

この写真ではわかりにくいですが訓練生は全員はだしです。後で聞いてみたら真冬でもはだしだそうです。(でも教官達は靴はいてるんですけどね。)

巻き上げて収納してあった帆のロープをほどき一旦全員が甲板へ降ります。そして今度は掛け声にあわせて甲板上を走りまわりながらロープを引っ張ることで帆が張られていきます。

帆を広げた海王丸
帆を広げた海王丸
日の丸は帆船に良く似合う
日の丸は帆船に良く似合う

帆を張り終えて訓練生全員が甲板に整列しての登しょう礼です。

訓練生の登しょう礼
訓練生の登しょう礼

お天気に恵まれたこともあり時間を忘れて見入ってしまいました。良く訓練された技能とチームワークで順調に作業が進んでいきますが、決して簡単なことをやってるわけではありません。マストの先端まで海面からでも約50mもありここまでの上り下りだけでも大変ですよね。

明日の11月13日(日)は船内一般公開です。

ちなみに14日(月)は訓練生の休暇日らしいです。少しでも名古屋の街を楽しんでリフレッシュしてください。

 


にほんブログ村 その他趣味ブログ 動物園・水族館へ