海王丸の一般公開(名古屋港ガーデンふ頭)
名古屋港ガーデンふ頭に寄港中の海王丸の一般公開へ行ってまいりました。
午後にどうしてもはずせない用事があったので早めに出かけたところまだ人出も少なく静かなふ頭で海王丸が撮れました。

いつものように緑地をとことこウォーキングしながら時間を潰して9時からの公開開始を待ちます。
乗船させてもらった船上の甲板では制服姿の教官や訓練生の方々の出迎えをうけながら見学コースを進んでいきます。ちなみにこの制服は海王丸のというのではなく(在籍する)学校の制服だそうです。えらくかっこいい制服ですよね。

船尾の操舵輪とコンパス。GPS時代になっても磁気コンパスの使い方はマスターする必要があるようです。


車でいえばハンドルに相当する操舵輪がこの位置では前は全然見えません。この操舵輪は帆を張った航海中(帆走)のみブリッジからの指示で操縦するんだそうです。港を出るまでとかエンジンで機走するときにはブリッジでの操船になっているんだろうと思います。たぶんですがパワステになってるだろうな。
この時、同じく名古屋港へ寄港していた鳥羽商船高専の練習船鳥羽丸がすぐ近くから手を振ってくれていました。

無線室などを見せてもらって船内へ。機器は最新の設備なんでしょうが壁に釣られた五円玉が印象的。昔からの方法の方が素早く対処できることもあるからなのか、縁起かつぎ的な意味でもあるのか次回にでも聞いてみたいものです。

教官など士官のための食堂兼船室でおもしろいものをみつけました。

その一角に


訓練生の方は教室を兼ねた食堂だそうですが、彼らも「ご自由に」食べ放題なのかしら?。
これも、次の機会があれば聞いてみたいものです。

一般公開中の演技かな?とも思いましたがどうやら本物の課題に取り組んでいたようです。
この後のコースは再び甲板へ戻りますが、見上げればロープだらけ。点検や整備での交換など大変だろうと思いました。

経路の途中で何名かの学生さんとお話しさせていただきました。この海王丸での訓練乗務は本人の希望とは関係なくある意味運なんだそうです。いくつかある訓練船でディーゼル船とか日本丸、海王丸という帆船とか多少の希望は聞き入れられるのかと思っていました。
ほとんどの訓練生がこの航海が最後の乗務らしく今回の訓練航海もすでに終盤だそうです。
あと少しだからと気を緩めず無事故での航海を願います。
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