子供目線でみた水族館の光景(碧南海浜水族館での写生大会)

5月27日に碧南海浜水族館へ行ったおりにロビーの通路で水族館写生大会作品展か開催されていました。

どの作品も素晴らしい力作ぞろいで水槽内のお魚同様に食い入るように鑑賞させてもらいました。

私がおもしろいなぁと思ったのは、子供さんの年齢によって見え方が違うのかもしれないと思う作品がいくつもありました。

画力というか技量は当然あるのですが「子供にはこう見えているのかも?。」「子供たちの興味をひく部分はここなのか。」というのがあるような気がしてなりません。

この下の絵は幼稚園の年少さんが描いたクラゲらしいです。

碧南海浜水族館の写生大会作品
碧南海浜水族館の写生大会作品(年少さん)

照明の光も水槽内を通る距離で(水深によって)色彩が変化することに気が付いているのかもしれません。

水の色だって濃いところと薄くなる場所があることが表現されているような、、、。

「クラゲらしい」は失礼な言い方ですが白く見えること、透明っぽく透けて見えるのがクラゲだと言いたいのかもしれません。

 

碧南海浜水族館の写生大会作品
碧南海浜水族館の写生大会作品(年中さん)

こちらは幼稚園の年中さんの作品です。立派な賞を受賞するほどの画力です。

特徴である大きな目と、体側に入った薄い黄色のスジ。そして、なにより驚くのはちゃんと腹ビレ、尻ビレ、背ビレもしっかり観察したうえで描かれているように見えます。

幼稚園での1歳違いって大きいのかもしれませんね。

 

碧南海浜水族館の写生大会作品
碧南海浜水族館の写生大会作品(小学6年生)

ここまでの画力と観察眼があれば魚種の特定が可能です。本当によく見て描いているものだと感心させられました。

魚たちの楽しそうな表情まで表現されていて私の部屋に飾りたいほどの作品でした。

小学6年生にもなると好きなこと、得意なことという面での個性も現れてくる頃かもしれません。この子供が「絵を描くのが得意です。」と言っても大きく頷くだけです。

 

碧南海浜水族館の写生大会作品
碧南海浜水族館の写生大会作品(中学3年)

中学生ともなるとアートっぽく描くだけの技術が入ってきているようです。お魚の姿かたちは正確に、かつその魚種の特徴をもれなく表現しています。

下の方の赤いお魚など本当に上手に描かれていて顔を近づけてじっくり見てしまいました。

高級そうな額縁に入れてどこかの画廊にでも飾ってあっても不自然に思わないくらいです。「アートですから」とでも言われればそれで納得しちゃうんじゃないかと、、、。

 

これ以外にもたくさんの力作が展示されていてなかなか楽しめました。

子供の成長は早いといいますが絵を描くという才能もぐんぐん伸びていくのでしょうね。

この中から、本物の画家になる、興味を持って水族館で働く、そんな子がいたらいいですね。

公式HPによる展示についての案内

公式HP:http://www.city.hekinan.aichi.jp/aquarium/
とき:2017年4月29日(土)~6月25日(日)
ところ:科学館展示スロープ

※掲載許可をもらっているわけでもなく勝手に載せています。
一部モザイクを入れるなど配慮したつもりですが問題があるようならご連絡ください。


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