EOS 80D EF-S18-135 IS USM レンズキットは名古屋港水族館に通用するのか?
前回の竹島水族館に続いて今回は名古屋港水族館です。
日本最大級のイルカプールでのパフォーマンスショーでの使い勝手は?。
竹島水族館に較べて全般的に大きめの水槽(中には巨大な水槽)ではどう写るのか?。
目次
こんな不安と好奇心で出かけました
イベント最終回の15時半から、さらに小雨が降る曇り空、決して明るいとは言えない天候でしたが無理やり時間をやり繰りた手前「ちょっとだけでも寄ってくる・・・。」と決行。
基本的に今回もキットとして購入したEF-S18-135 IS USMをメインに、一部の場面でEF-S24mm/f2.8 STMに付け替えての撮影です。


余談ですが80DをiPhone6で撮りました。この出来栄えなら全然文句ないんだけどね(笑)。
さらに今回もEOS 80Dはかんたん撮影ゾーンでの細かな設定はカメラにおまかせ状態でなるべく撮りました。
今回の結果をみて徐々にですがP(プログラムAE)、Tv(シャッター優先AE)、Av(絞り優先AE)、さらにマニュアル露出まで試していきたいと思います。
以下に掲載した画像はほとんどトリミング無しです。EOS 80Dはファインダー視野率100%というのも前機種(X7)とは異なる点なので被写体を捕える練習だと思って撮ってみました。
一方オリジナルサイズではデカ過ぎるので960×640へのリサイズ(縮小)しましたからノイズの程度や細部までピントが合っているかの判断まで無理だと思います。
まあブログサイズの画像ならこんなものかな?という程度の判断を(私が)つけるならこれで良いかなということです。
今回の難敵 -その1- イルカのジャンプ
前機種EOS Kiss X7(以下、X7)に較べて連続撮影速度が向上しました。(X7 → 4枚/秒、80D → 7枚/秒)
ジャンプシーンでの最高到達点を捕えることが出来るか?、動き続ける被写体にピントを合わせ続けられるか?、の2点です。
[かんたん撮影ゾーン] → [SCN(スペシャルシーン] → [スポーツ]に設定しての連続撮影です。
この設定だとエリアAFフレーム内でのピント合わせが始まり、シャッターを押している間中ピントを合わせ続けてくれる連写となります。


撮影者はファインダー内に収めることにだけ集中していれば、あとはカメラにおまかせということ。
撮り終わり液晶モニターに一瞬映し出される確認画像をみてすぐ気が付いたのは、細かな水しぶきまで撮れていること。帰宅後確認しましたがTv(シャッター速度)が速くなっていました。
曇り空の下でしたがX7の連写に較べて数段速いシャッター速度が得られるようです。面倒なので以前の画像を詳しくは調べていませんけど。
また大きなプールですのでジャンプする位置によって明るい場所、やや暗くなる場所(※)があるのですが適正露出にうまく調整できているようです。(※ステージ前は客席の屋根が張り出しているので)

連写も長時間続けられるようです。(前機種はバッファがいっぱいになることがあったような)
今回の難敵 -その2- 黒潮大水槽
水族館の演出だと思いますがやや暗めの部屋にある水槽です。ここでも[かんたん撮影ゾーン] → [ストロボ発光禁止]で何気なくパシャッと撮ったものがこれ。
液晶モニターに表示された画像に少々驚きました。
「えぇ~!こんなに明るく撮れるの?。」

欲をかいて少し近くからも撮ってみました。

泳いでいるので少しシャッター速度を上げてみましたがISOが6400にまでなるとかなりノイズっぽい写真になってしまいました。
まっ、いいけどね、上等上等。(笑)
今回の難敵 -その3- 暗いクエ水槽・深海魚水槽
飼育員さんに歯磨きをねだりに来ると話題になったクエです。磨き残しが無いか確認できました。

こちらの深海魚水槽は通路も暗くX7+EF-S 24mmでもこんなに明るくは撮れたことがありません。前機種ではここは無理とあきらめていた場所です。

シャッター速度が1/20ともなるとぶれてます。しかもノイズも酷いです。普通なら失敗というところですが前機種では(露出不足で)まったくダメだった場所です。
今回は面倒だったのでやりませんでしたがEF-S24mmで再挑戦すればかなり良くなりそうな予感がします。
今回の難敵 -その4- ペンギン水槽
南極での環境に合わせるために日照を再現するよう調整されている水槽です。この時はかなり暗く調整されていたようです。
さらに手前のガラスにはたくさんの水滴が付いていてここにピントが合ってしまいました。

立ち位置を変えるなど工夫してもあまり上手くいきませんでした。AFをふくめてカメラまかせだけでは失敗の方が多くなるかもしれません。
明るい時間帯に行くのが手っ取り早そうですし手前側の近い位置にいるペンギンならEF-S24mmの出番かもしれません。
でも以前はまったくダメだった水中のペンギンですがこれでもかなりマシになっています。

マニュアルモードまたはプログラムAEなどで上手に調整すればいつかもう少し良いのが撮れるのでは?と期待はしています。
今回の難敵 -その5- フクロモモンガ
先のペンギン水槽での惨敗からここはEF-S24mmに交換して臨みました。
うんうん、これまでにないほど上手く撮れました。
(私の現状レベルではってことです)


これなら良いシーンが来るのを待ちながら粘ることもできる気がしました。
その他に気が付いたこと
今回も主に重たいEF-S18-135 IS USMをメインに撮影してきました。強く思ったことは「やっぱりズームって便利だな。」ということ。
広いイルカプールはもちろんですが、水槽から少し離れた位置から撮る場合、黒潮水槽のように巨大な水槽で撮る場合、ズームは有利です。
しかも、以前のX7と組み合わせていたEF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STMよりEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USMの方が全般に明るく撮れる気がします。同じF3.5なのにね。
それ以上に80Dというボディ側の問題の方が大きいかもしれません。暗所での写りは格段に向上しました。というより明らかな失敗写真が激減したというほうがわかりやすいかもしれません。
公園など屋外で走り回る子供さんなら大差ないのかもしれませんが、暗いなど条件が厳しくなると入門機であるX7と(一応)中級機の端くれ80Dとでは同じとはいかないようです。
まっ、80Dを買ってしまった私にとってはそうでなきゃ困るんですけど。(笑)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません