ムツゴロウ
標準和名:ムツゴロウ
英名:Bluespotted Mud Hopper
学名:Boleophthalmus pectinirostris
別名/地方名:鯥五郎、ムツ、ホンムツ(有明海周辺)

Wikipediaで検索をすると先に畑正憲さんのことが出てしまいます。しかし畑さんの愛称だというだけでなくムツゴロウというお魚がいることは広く知られている存在だと思います。
知られた存在であっても水族館での展示は珍しいのか、それとも私が見落としてきただけなのかわかりませんが今回初めて見たような気がします。
勝手にトビハゼが一回り大きくなった姿だろうと思ってましたが、よくよく見るとほっぺに見えるエラ後部の膨らみが大きいようです。一回りどころか大きいもので20cmちかくになるようです。

日本では有明海、八代海の干潟でみられこの地方ではかぎ針で引っ掛けるように釣る伝統漁法むつかけ漁が残っていて郷土料理としても親しまれているようです。
干潮時には水深が残る沖合に出ていくのではなく、その場に現れる干潟に残り日向ぼっこをするように姿を現します。そして盛んに餌をとるためぴょんぴょん飛び跳ねるように活動しますがこの時には縄張りを持つようで他のムツゴロウやカニなどを攻撃的に追い払う行動を見せます。

平時には水面から体半分出していますが、迂闊に近づいたり騒いだりすれば泥の中へ逃げ込んでしまいます。静かに近づくようにしましょう。
最後にムツゴロウも絶滅が危惧される生き物です。漁師さん含めて「獲るな」というよりも「環境を維持する」「干潟の役割を理解して守る」ことの方が重要な気がします。
外部リンク Wikipedia(ムツゴロウへリンク)
最終投稿日:2018/12/11
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません