中高年のウォーキングにも有効か?CW-Xスタビライクスを試してみた

2017年3月1日

1.そろそろ街歩きが楽しくなる季節がやってきた

梅の花は盛りを迎え、気の早い桜もちらほらと開花し始めました。

今年も少しずつですが、とことこ歩きの距離を延ばしているところです。

今のところ平日に2-4kmを週1-2回、土日の週末には10-15km程度を目安にうろうろし始めています。

これまでつい調子にのっていきなり距離を延ばして膝が痛むなんてことを何度となく繰り返してきました。

まわりの知人でマラソンなど走ることを趣味にしている方が何人も簡単に見つかります。驚くほど簡単にみつかりました(笑)。

すこし横道に外れますがブームなようですね。東京マラソンで3万人以上、3月に行われる名古屋女子マラソンでも女性市民ランナーは世界最大規模だそうです。どちらの抽選もかなりの高倍率らしいですね。

「俺はもう年だから歩くだけで充分」と逃げていますが、彼らの決まり文句は「50、60過ぎてから始める人も沢山いるよ」だそうです。

いつの日かハーフ?いや10kmマラソンくらいには挑戦する日が来るかもしれません。

そんなこんなで今回ワコールのCW-Xスタビライクスというスポーツタイツを購入してみました。

ワコール CW-X
ワコール CW-X

2.購入の動機

簡単に言えば膝が痛くなることがある。

少し補足すると
・20kmを越えるくらい歩くと顕著
・歩いているときよりその帰りや帰宅後に痛む
・階段や坂道で登りより下るときに激しく痛む

しばらく休めば治ります。なので膝そのもの、または周りの筋肉がついてくるなどで鍛えるうちに痛みにくくなるのかとあまり気にしませんでした。

しかし何度も繰り返すので、数年前には念のためと整形外科にて診てもらったこともあります。レントゲン、触診などでは特に問題ないとのことでしたのでそのまま様子見ということになりました。

レントゲン写真
レントゲン写真

その後素人なりに調べたり、マラソンや山登りの経験者などに相談しているうちにいくつかわかったことがあります。

私はO脚ガニ股なんだそうです。どの靴も外側、それもやや後方が片べりします。補正用の(靴の)中敷きも試しましたがあまり効果が感じられませんでした。

靴の片べり
靴の片べり

歩くときのフォームや姿勢を意識してみたら、こちらはかなり改善された気がします。

足を真っすぐ振りだすように意識する。それ以上に背筋を伸ばすなど上半身の使い方が重要だとわかりました。

このときテーピングも強く勧められましたが、毎回のこととなると面倒でサポーターやスポーツタイツの方向へ興味が向きました。

3.調べてるうちにわかったこと

数年前に軽く調べたところワコール、ミズノといった製品が主流でした。しかし一万円を超える価格にひるみ「もし効果が感じられなかったら嫌だな」で終わってしまいました。

それから数年たち私も確実に年を重ねています。「いててててっ。」と膝をさすっているのもおっさんくさいですよね、、、。

これを避けるためには必要な投資として今度は本気で調べ始めます。安い買い物ではありません。慎重に調べることにしました。

先に言っちゃいますが最終的に選んだのがこちら。

ワコール スタビライクス(ワコールサイトより)
ワコール スタビライクス(ワコールサイトより)

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4.ワコール CW-X スタビライクス

ワコールのサイトによれば

・ジェネレーター(モデル)

下半身を守るハイスペックモデル」とありますが「瞬発的な動き」とも書かれていてアスリート向きなのかなと思います。

・スタビライクス(モデル)

長時間、しっかり守る」とあります。ウォーキングにはこれかな?という感じで決めました。軽量のレボリューションタイプもあり

・エキスパート(モデル)

ひざを集中的に守る」と書かれていてこちらと迷いました。しかし上半身の動きも重要との経験から今回は除外しました。

・スタイルフリーボトム

今回もっとも迷ったのがこちらのモデル。「日常のライトな動きや、スポーツ前後、旅行などにもおすすめです」と書かれています。価格も一番安いです。でも20km以上歩くことはライトな動きじゃないよね、ということで除外。

・他メーカーのスポーツタイツ

ワコール以外のメーカーだとミズノのバイオギア(BIO GEAR)、アシックスのロングタイツなどがみつかります。どの製品も口コミなどで高評価を得ているようです。正直な話調べるのが面倒になってきて次回の検討へと先送り

初めて着用して出かけた犬山城下町でしたが、たまたま犬山ハーフマラソンの前日でした。

大会へ前泊などして調整中と思われるランナーさんを何人もみかけましたがCW-Xを着用した人がたくさんいました。特に女性ランナーの間では圧倒的なシェアとなっているようですね。

一番最初に世に出た製品でもあるのでリピーターもいるのではと想像します。「ダメだっ、こんなの!」とはならずに販売が継続しているんだから、それなりの支持も得ているのだと思います。老舗の安心感とでもいうのでしょうか。

5.着用時の感想

出かける前の着用時に思ったことは予想通りというか結構面倒です。そしてもう一つは必ず腰かけて着用すべきです。せっかちな人ほど、まんいちゴロンと転んでも良いように広い場所でやるべきです。

ゆるいと感じるほど余裕のあるサイズでは効果も薄れるとの口コミも多かったのでSサイズを注文しましたが足首を通過させるのに苦労しました。

一度太腿辺りまで通して、ふくらはぎや肝心の膝のあたりへのアタリ具合を調整します。サポートラインが正しい位置に来るようにするのですが結構苦労しました。

布地を指で摘まもうとしても、その下の皮膚まで摘まんでしまうこともありとっても痛い思いをしました。

下から徐々に位置を合わせながら履いていくようにしないといけません。一度腰まで上げてしまったら簡単には動きません。

やや時間はかかりますが着用してしまえば、ヒートテックなどの防寒タイプと大差はなく、締め付けで苦しいなどの違和感はない点は凄いです。

6.歩き回ってみての感想

今回1日かけて10km強を歩いてみました。どこか部分的に痛むとか苦痛を感じるほどの締め付けはありません。

寒さしのぎに重ね着をし過ぎた程度といえば良いのだろうと思います。

そして十分に足に余裕を残して帰ることが出来ました。少し物足りないとすら思うほどの余裕があったと思います。これが20km、30kmとなったときにどうかは先送りしますが、イケそうな気がします

これまでは帰り道の階段などで、登りはやや違和感でも、下りで手摺りに掴らないと降りられないほど傷むことがありました。

駅のベンチや電車の中などで暫く膝を曲げたままの時間があると立ち上がるのに「痛っ!」っと声が出るほどの時がありましたが全然大丈夫でした。

結論を断じるのは早すぎますが「いいかもぉ~」という感じです。

それともう一つ感じたことですが防寒性は全くありません。今回防寒タイツと同様に普段ばきの長ズボンで出かけましたが休憩時などでは寒さを感じました。(ヒートテックにもそれなりの効果あるのがわかった(笑))

でも考えてみれば当たり前のことかもしれませんね。汗をかくほどの運動量でちょうど良いのかもしれません。

7.脱いだ時の違和感

着用中は違和感も無いと書きましたが、その反動が脱いだ時に一気に来ます

まるでスポンジが膨れるように足全体に血液が流れ込むような違和感が半端ないです。太腿やふくらはぎといった筋肉の多い部分はメジャーをあてればわかるほど膨らんだような実感があります。

そしてこれまでの疲れが一気に出たような脱力感があり、暫く動くのが嫌になりました。

スポーツ選手などアスリートがトレーニング後にストレッチやマッサージを念入りに行うようになんらかのケアが必要なのかもしれません。

入念にマッサージをする、お風呂へ長めに浸かる、くらいしか思い浮かびません。またこれが正しいかどうかはわかりません。

8.まとめの感想

前夜脱いだ時の違和感から翌日の筋肉痛におびえましたがそれはまぬがれたようです。

翌日まで残った疲れはCW-Xを使わないときと大差ありませんでした。

今回は2月ということで普段ばきの長ズボンを上に履くスタイルでしたが、暖かくなれば膝丈や半ズボンでもいけるデザイン性も気に入りました。

ただひとつ問題だったのはトイレのこと。防寒用のタイツと違って前開きがありません。しかも腰の辺りもしっかり締め付けられています。

幼児のように膝まで降ろすのがなかなか手間で身障者用のトイレを借りないといけませんでした。(荷物も置きたいし)

私は膝の痛みが一番心配だったのですが、それ以上に腰のあたりのサポートがよく効いていたように思います。普段以上に足の振りがスムーズに出来たように感じました。

これから一気に陽気も良くなるはずです。少し冒険して距離を延ばしてみたいと思います。

 


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