スナメリ
標準和名：スナメリ
英名：Finless Porpoise
学名：Neophocaena phocaenoides
別名/地方名：スザメまたはスンコザメ（伊勢湾、三河湾）など各地に多数あり
日本を含むアジアの沿岸海域に生息する。海底が滑らかで砂地になっている場所を好むとのこと。
釣りをする私にとってやや複雑な思いをもった生きものです。釣りをしない知人に「イルカの仲間ならこの近くにもいっぱい居るよ。」というとすごく驚かれることがほとんどです。
名古屋港なら水族館まわりの岸壁や流入河川の河口、そして時には運河にまで遡上して来ることさえあります。
衣浦大橋付近や半田港周辺でもその存在を容易に確認できるほど多数生息しています。
ボートを出して走っていると、好奇心が旺盛ゆえの遊びなのか群れで寄ってきて並走してみたり、ウェーディングで水辺に立ちこんでいるとびっくりするほど近くをかすめるように泳いでいくこともあります。名古屋港内、伊勢湾、衣浦湾とどこででも頻繁にです。
確認できるという書き方をしたのは「姿を目視することは難しいが呼吸音ですぐに存在がわかる」ということです。水族館でのイルカショーのようにジャンプはしていませんから。
今回鳥羽水族館で水中を泳ぐ姿を横や下から見ることが出来ましたがこの角度から見たのは初めてのことかもしれません。
バンドウイルカやカマイルカのように口吻の突出も無く背びれも目立たない程度という点が異なります。体長は1.5-2mと鯨類の中では小型です。
案外可愛い表情をしているなというのが今回の感想です。それまではスナメリ＝釣りを邪魔する宿敵くらいの印象だったからです。
小魚をエサとして追い回すことから、釣り場では正直なところやっかい者扱いをしていました。小魚やそれをエサとする（釣りの）対象魚は「食われちゃかなわない」とばかりに身を隠すのだと思いますがさっぱり存在感が消えてしまいます。
私が釣りに出てる時だけ沖にでも遊びに行ってくれないものかと思うのですが。
外部リンク Wikipedia（スナメリへリンク）
最終投稿日：2018/05/26
