しろうとが挑戦!自分でiPhone6のバッテリー交換のコツ
2015年12月末に機種変更し使ってきたiPhone6がちょうど1年を経過したわけですが最近バッテリーの調子がすこぶる悪く自分で電池交換に挑戦しました。
その準備から作業の過程で感じたことをまとめておきます。
1. 状況と動機
普通の人よりiPhoneをいじってる時間は長い方だと思います。朝フル充電のiPhoneを持って出かけ夕方までバッテリーが持たなくなってきました。 仕事中を含め車での移動が多いので車内ではこまめに充電することでしのいできました。
残量20-30%となった状態でアプリを起動するなどの操作をおこなった時にiPhoneが勝手に再起動またはシャットダウン(電源が切れる)ということが数回ありこれはダメだとバッテリー交換を決意。
昔使っていたiPhone4Sの時には手先の器用な友人に頼んで交換してもらいました。その経験から今回は自分でやってみようと下調べに入りました。
2. 事前の下調べ(費用面)
何事も事前の下調べと準備です。大袈裟ではなくこれで成否の7-8割は決まるとすら思っています。
iPhoneの外装ケース分解には特殊な☆型(星型)ネジが使用されていて特殊なドライバーなど工具が必要です。たぶん一度しか使わない作業のために工具類まで買揃える費用を考えれば素直に業者さんへ依頼した方が安いのでは?とここから調べてみます。
かるく調べたところ6,000円から8,000円程度という感じでした。
次に通販などで個人が入手できる部品代を調べてみると最安で1,000円を切るものから見つかります。さらに必要な工具類とセットになったものまで見つかりました。
スマホ以外のデバイスでも互換電池を購入し使用したこともありますがハズレを掴まされた経験があるので購入者レビューなど評判も一応チェックします。まあハズレを引いたらあきらめて即次を手配くらいの気持ちを持ってないといけません。(それでも安いんですから)
結局手配したのはこちらの製品
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3. 作業工程の下調べ
ネット検索やYoutubeでの動画検索で先人の解説をいくつも、何回も繰り返し見てみました。
うん、やれそうじゃね?
ただ、腕におぼえのある方、業者さんと思われる方のつくられた解説が多いので「細かなことまで言わなくてもわかってるでしょ。」という印象だったのが正直なところ。
以前iPhone4Sのバッテリー交換をやってくれた友人の「こう持つとやりやすい。」「ここはコツがあって。」という部分にまで触れたサイトが少ないように感じました。
4. 届いた製品と開封
作業台の上の箱がamazonから届いたブツです。
そして中に入っていた製品がこちら。
最終的な中身がこちら。
5. その他に準備したもの
1.ガムテープ
あまり強力過ぎるものより養生用のやや粘着力の弱いものがあればベスト。5-10cmほどに切っておきます。この粘着面に小さなネジなどを留めておくようにします。この時どの位置のネジかわかるように貼りつけておくと良いです。
コツ:小さな部品は貼りつけておく
(1mm程度の小さなネジを毛足の長いカーペットなどへ落としたりしたらまず見つかりません)
2.メモ用紙
今回のiPhone6ではケーブル配線やコネクターも「嵌るべき位置」にあり迷うようなことはありませんでした。ケーブルの色や外す順番と位置などを書きとめるのに必要です。
3.デジカメ
要所、要所で写真を撮っておくことにします。他製品の修理中にもこれで救われたことが何度もあります。
4.カッターナイフ
今回は使用しませんでした。カチッと嵌ったケース解放時など接着材や古いパッキンがノリ状になって密封度が高められていることも多いので一応用意しました。
5.ある程度の作業スペース
忘れがちなことですが机の上などを片付けておくことは重要です。何度も言いますが1mm程度の小さなネジは目視だけでは見つけにくく、指先や掌で探ってその感触でみつけないとわからないことがあります。
コツ:作業台または机の上は最小限のものだけ
6. 外装ケースの分解工程
iPhone6下部のネジを取り外します。ライトニングコネクタ両脇の2つのネジです。
コツ:ネジ山がぴったりと合っているか確認する
今回はセットに入っていた工具を使用しましたからサイズ違いということも無くネジ山へのあたりも違和感なくフィットしました。
そしてここが特殊な星型のネジ山になっています。
手持ちの工具や粗悪なドライバーなどでネジ山をなめてしまわないように細心の注意を。そんなにきつく締めてないはずですからたぶん大丈夫でしょうけど。
外したネジは位置がわかるようガムテープに留めておきます。
フロントパネルへ吸盤を付けゆっくり引っ張ります。
ここが最大の難所です。
ゆっくり、慎重にやるべきですが持ち方に大きなコツがあります。
コツ:指をかける位置を工夫する
私の場合この位置に人差し指をかけておくことでパッカーン!を防ぐようにしてやりました。(一気に開きすぎない)
iPhoneは上部側(インカメラのあるほう)でケーブル接合されているので強い力で断線させないように開かねばなりません。
さきにその部分の写真をみて構造をしっかり頭に入れて取り掛かることが重要だと思います。
少し(1mm程度)開いたら附属のプラスチックツール(緑色のやつ)でこじるように慎重に広げていきます。
コツ:一か所で無理をせず少しずつ移動させながら広げていく
上部が2-3mm開いたらサイド部分へも移動しながら隙間を大きくしていきます。
この写真程度に開いたら少しフロントパネル(液晶パネル側)を下方向へ移動させることで取り外すことが出来ます。しかし、まだケーブルでつながっていることを忘れてはなりません。
90度程度に開きそれ以上はいかないようにモノをあてておくほうが作業がしやすいです。
接合ケーブルの固定板を外すことになりますが位置によってネジのサイズが異なることを事前に確認しておきましょう。(ここは+ドライバです)
取り外したネジと固定板はこれもガムテープに位置がわかるように留めておきます。
このようにメモと併用するとなお良いと思います。
固定板が外れるとケーブルコネクタが見えます。ここも先にその構造を確認しておきましょう。
1-3-4のケーブルが上下に重なるように(上のケーブルで押さえるように)なっています。長いもの(遠い側)から順に外していきます。この数字の順で大丈夫だと思います。
ここも付属のプラスチックツール(小さい方)でコネクター部をこじってやることで簡単に浮かせることが出来ました。
コツ:必ず端子に当ててケーブルには無理な力をかけない
するとこんな感じで完全に切り離しが出来るようになります。
長くなりましたので後編へ
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