ウッカリカサゴ
標準和名:ウッカリカサゴ
英名:Yellowbarred red rockfish
学名:Sebastiscus tertius Barsukov and Chen
別名/地方名:オキボッコ(島根県)、ボウチョウカサゴ(静岡県伊豆)、ビックリガシ(鳥羽市和具)など

アクア・トトぎふでの企画展「変な名前の生き物展」で展示されていた魚。淡水魚ではなく海に棲み、水深100-150mほどのやや深いところで釣れてくる。

名前の由来は学者さんが見慣れたカサゴとの違いに気が付くのが遅れ「うっかり論文を発表することを忘れたため」とか「カサゴと見分ける時にうっかりすると区別出来ていないことがある」といったウソのような話から。
現在ではDNA鑑定でカサゴとは別種であることが確認されているそうです。
釣り人は「深い場所で釣れたときに疑ってかかる」で良いような気もするが、もう少しじっくりと眺めると体の上半分の部分にはっきりした斑紋が多く褐色に縁どられていたらウッカリカサゴの可能性大。
カサゴは上部(背中に近い)に斑紋があってもうっすらと見える程度の不明瞭な斑紋。
食用としての流通過程ではちゃんと分別されていないことがほとんどのようで単にカサゴとして扱われているようだ。魚屋やスーパーでウッカリカサゴと表示されているのを見つけたらすごく真面目な店員さんのいるお店だと思う。

ちゃんと見ると胸ビレの軟条(やわらかいスジ)数が19本と1本多いそうです。
外部リンク Wikipedia(ウッカリカサゴへリンク)
最終投稿日:2018/05/22
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